2010年7月25日日曜日

里帰り

7月17日~7月22日

三連休に有給休暇を合わせて実家に里帰りをしました。

カメも一緒に連れて帰りました。

こちらは実家で衣装ケースの仮宿に入れられたカメです。

実家は7階でベランダに日が燦燦と降り注ぐので、窓際にケースを置き終日窓を開けたままにしておくとなんだかカメが嬉しそうに見えました。カメどころか飼い主もうれしそうです。洗濯ばさみやスリッパなどを日常を感じさせるさまざまな障害物を乗り越えて、ベランダを散歩しました。


ところで、カメと新幹線に乗るにはどうすればいいか、わからなかったので調べてみました。わざわざJR東海さんに電話もしてみました。基本的にペットは手回り品として、ケージに入れ車内では外に出さなければいいそうです。料金は数百円。乗車駅で駅員さんに実際にケージとペットを見せる必要があるみたいです。

あるみたいです...?

自分乗ったんちゃうんけ?

実はこんないきさつが...。この日までにケージを用意するはずだったのですが、なかなかいいサイズのものもなく、だらだらしているうちにその時間が来てしまいました。どうしようかと考えているうちにさくらんぼの箱が目に付きこれに入れてみました。ぴったりです。乾燥しないように下には湿らせたカメ用布巾を入れました。いつも陸にいるので、4時間程度の旅は大丈夫だろうとの判断です。これを紙袋に入れて、JR東京駅に向かうためまず最寄のJRの駅に行きました。あたかもお土産が中に入っているように見えます。

私         「すみません、東京駅から新幹線に乗るんですが、ペットを持ち込みたいんです。」

駅員のおじさん 「ペットですか、犬?猫?」

私         「カメです」

駅員のおじさん 「カメ?!、カメさん?、どこ?」 口に手をあてくふふと笑うおじさん。

私         カメ飼っちゃだめですか?と思いながらお土産袋を見せる。おじさん笑いすぎやろ。

駅員のおじさん 「これなら、わかんないね。『カメ、カメ』とか鳴く?」

私         「鳴きません」 万が一鳴いたとしても『カメ、カメ』とは鳴かへんがな。

駅員のおじさん 「くさい?」

私         「大丈夫だと思います。」

駅員のおじさん 「じゃぁ、大丈夫。そのまま乗っちゃえばいいよ」

私         「ありがとうございます」 いいのかな~?

おじさんは私が改札を通った後も、不思議そうな顔をしてくふふと笑いながらこちらを見ていました。



これはその時の切符ですが、カメを内緒で持ち込んでしまった上に、検印にて「ありがとうございます」と感謝されてしまいました。かわいいですね、このはんこ。
へへぇ、私カメ持ってるんだ。知らないでしょう~。


途中、カメがかさこそ動き出したのでまずいと思い、たまたま購入した新聞をかさかさと必要以上に音を立てて読んでみました。

新幹線でお土産風紙袋を持って、新聞を異常に音を立てながら読んでいる人を見かけたら注意です。カメを持っているかもしれません。実は小ワニとか、トカゲとか、やんばるくいなとかを内緒で持ち込んでいるかもしれません。

いろんな人が思いがけず、色々な生物を持って移動しています。
私は過去に鳩を片手に持って神楽坂を歩くおじさんや、フェレットをベストの胸元に入れて銀ブラをするおじさんを見たことがあります。生き物ではないですが、同じく銀座でレインコートを着たペコちゃん人形を小脇にかかえて雨の中歩く男性も見たことがあります。東京は不思議な街です。




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